歯の残存率
CAMBRA(キャンブラ)とは?
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だ液検査
カリスクリーンというキットで細菌の活動量を検査します。検査には時間もかからないため、すぐにお口の環境を知ることができます。
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CAMBRAシステムのリスク評価
むし歯を防ぐためにはリスク因子を減らし、予防因子を増やすことが大切です。
そのバランスとお口の中がむし歯になりにくい状態を保つための管理方法をご提案します。 -
PMTC(クリーニング)
プロケアの1つである「PMTC」を行います。お子さんにはむし歯菌を抑えるためのフッ素塗布、奥歯の凸凹を埋め、リスク回避をするシーラントを行います。
CAMBRAシステム、カリスクリーンを作ったDr.Jhon Featherstone、Dr. V. Kim Kutsch、Dr.Douglas A. Youngと
シーソーバランスとpHコントロール
むし歯の原因
唾液 | 食生活 | 細菌 | 遺伝 | pH |
---|---|---|---|---|
63% | 55% | 46~51% | 30~60% | 100% |
唾液 | 63% | |
---|---|---|
食生活 | 55% | |
細菌 | 46~51% | |
遺伝 | 30~60% | |
pH | 100% |
治療の流れ
当院の予防歯科は次のような流れで行われます。
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1アンケート
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2問診
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3検査
リスクと結果
アンケートと診断結果を総合的に評価して患者さんのお口の状態を4段階で示します。
リスク分類 | むし歯になる可能性 |
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ローリスク | むし歯になる可能性は高くないが注意が必要 |
ミドルリスク | むし歯になる可能性は低い |
ハイリスク | むし歯になる可能性が高い |
エクストリームリスク | むし歯になる可能性が極めて高い |
例)エクストリームリスクの方が、なにも改善せず、治療を拒否された場合、「1年以内に新たなむし歯が発生する確率は88%」と言われています。
例)ローリスクの場合
抗菌剤 | 細菌検査 | フッ化物 | X線写真 撮影頻度 |
定期的な口腔内 審査頻度 |
キシリトール | シーラント |
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なし | はじめに基準として行ってもよい | 市販フッ化物配合歯磨剤 (1日2回) |
24~36か月毎 | 6~12か月毎のむし歯リスク再評価 | なし | なし |
抗菌剤 | なし |
---|---|
細菌検査 | はじめに基準として行ってもよい |
フッ化物 | 市販フッ化物配合歯磨剤 (1日2回) |
X線写真 撮影頻度 |
24~36か月毎 |
定期的な 口腔内 審査頻度 |
6~12か月毎のむし歯リスク再評価 |
キシリトール | なし |
シーラント | なし |
といったように、各リスク別に推奨される処置が決まっているのが、CAMBRAの特徴であり、それにのっとって経過を追っていくと新たなむし歯を作るリスクをぐっと下げることができると言われています。
ホームケアとプロケア
結果に応じて患者さんひとりひとりにケアの方法をご提案いたします。例えば、歯磨きしてもむし歯になってしまう…と感じていた方は歯磨きの仕方に問題があったのかもしれません。そのような方には歯ブラシの選び方から持ち方、歯ブラシの当て方をお伝えします。
また、どうしても落とし切れない汚れは専用の器械を使って歯科衛生士がお口のクリーニングをします。ご自宅でのケアの質を向上させることと、定期的なプロのケアを受けることでお口の常に衛生的な状態で保っていけるようにしましょう。
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ホームケア
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プロケア