キシリトールガムの効果的な食べ方は?おすすめの量とタイミング
こんにちは。
武蔵関の歯科「島野デンタルオフィス」です。
当院では、手軽なむし歯予防として、キシリトールガムをおすすめしています。
キシリトールとは、白樺や樫の木からとれる糖分から作られる天然甘味料の一種です。
むし歯予防の先進国であるフィンランドでは、フィンランド歯科医師会により1988年頃から、摂取時間を定めたキシリトール摂取が推奨されています。
日本でも、「むし歯の予防効果が明らかになっている天然甘味料」として、むし歯予防の効果が認められているキシリトールですが、いつ、どのくらい摂取すればいいのでしょうか。
今回は、キシリトールが含まれる製品として広く流通している「キシリトールガム」の疑問に、わかりやすくお答えします。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「キシリトール」より) >
キシリトールガムは1日何粒まで食べていいの?
キシリトール摂取における「一日の上限」の目安は5〜10g程度ですが、人によって適切な量は異なります。たくさん摂取するとおなかが緩くなる方は少なめにしましょう。
例えば、キシリトールが1粒0.5g含まれているキシリトールガムの場合は、一日20粒まで食べることができます。
食事の後やおやつの後に2粒など(キシリトール含有量0.5gを2つ)、1日5~10回程度の摂取が一つの目安です。おなかが緩くなる場合は「10粒までにする」「14粒までにする」、など調整しましょう。
市販されているものは、商品によってキシリトールの含有量が違いますので、成分表などで1粒当たりのキシリトール量を確認し、摂取量を決めるようにしましょう。
いつ噛むのがおすすめ?
キシリトールガムを噛むタイミングは、食後や寝る前がおすすめのタイミングです。
味がなくなっても、5分以上噛むようにしましょう。
キシリトールは継続して摂取することが大切ですので、毎日続けるようにしてください。
その他、気が付いたときに噛む、小腹が空いたときに噛むことも有効です。
どうしてむし歯を予防できるの?キシリトールガムの3つの働き
なぜキシリトールガムはむし歯を予防できるのでしょうか。
キシリトールガムの働きを3つ紹介しましょう。
1.酸を作るためのエサにならない
お口の中にはさまざまな細菌が生息しており、その中でもむし歯の原因とされる細菌を「ミュータンス菌」といいます。
ミュータンス菌は、糖をエネルギーとして歯を溶かす酸を作り出します。
けれども、ミュータンス菌はキシリトールを分解することができず、酸を作ることができないのです。
2.ミュータンス菌の活動を弱める
キシリトールの摂取を続けていると、お口の中のミュータンス菌の活動が弱くなります。
つまり、むし歯になりにくいミュータンス菌に変化するのです。
3.酸の中和を促進する
むし歯の原因となる歯垢が出す酸の中和を促進し、むし歯の進行を抑制する働きがあります。
むし歯にならない健康な歯を!島野デンタルオフィスでむし歯予防
キシリトールガムを噛んでいれば、歯磨きをしなくてもいい、というわけではありません。
適切な歯磨きを行ったうえ、キシリトールを摂取することでむし歯予防の効果が期待できるのです。
西武新宿線「武蔵関駅」から徒歩10分、「慈雲堂前」バス停留所目の前の「島野デンタルオフィス」は、むし歯にならない健康な歯を維持できるよう、さまざまなアドバイスを行っている歯医者です。
当院の定期検診では、正しい歯磨きができるようなブラッシング指導と、蓄積された汚れを取り除くクリーニングを行っています。
また、キシリトールガムの摂取など、手軽なセルフケア方法もお伝えしています。
土曜も18時まで診療している当院なら、平日は忙しい方も時間を気にせずご来院いただけますので、セルフケアのことなら当院までお気軽におたずねください。
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